一生同じ家に住み続ける人もいますが、大学進学や就職は一人住まいを始めるなど引越しするきっかけになります。とはいえ引越しには何かとトラブルがつきものです。何とか上手く済ませることはできないのでしょうか。そこで引越しを成功させるための方法を具体的に考えてみましょう。例えば業者の選び方、事前の準備、そして近隣へのあいさつ、そこに成功のカギがありそうです。

引越し業者の料金などの選び方とは

少しでも費用を押さえて、かつ確実に引越しを完了させるには、お願いする業者がカギになります。そこで引越し業者を選ぶ具体的なポイントを考えてみましょう。

1.必ず3社から見積もりをもらう
どの業者に依頼するか、引越しの成否は、業者を選ぶことでほぼ決まります。究極のプライベートを明かすことになりますし、貴重品の取り扱いも含まれます。可能な限り信頼できる会社にお願いしましょう。

とはいえそれはどこなのか。それを見極めるには、必ず複数の会社から見積もりをもらうべきです。そして最終決断をする際には、必ず担当者と会って、信用度を探りましょう。

1社だけだと相場がわかりません。ぼったくられている可能性もあります。相場を知るためにも、最低3社から見積もりをもらうべきです。簡単な見積もりならネットからでもお願いできます。

ただし3社のうち真ん中の業者が良いとは限りません。それぞれ見積もりと同時に具体的なサービス内容を尋ねてみましょう。

なお見積もりをお願いする業者が多すぎてもいけません。人間は選択肢が増えると逆に決められなくなるからです。そういう意味でも3社が適切であり、最大でも5社以内にしましょう。

2.不用品処分をしてくれるか
不用品処分をしてくれる業者は重宝します。つまり物を捨てるには決断がいりますが、引越しはその最たるきっかけになるからです。別途廃棄業者を探すのは二度手間ですし費用もかかります。引越し業者がついでに処分してくれると助かります。

そのため見積もりをもらう際、不用品処分の費用も尋ねておきましょう。何が有料であり何が無料なのか。特に粗大ごみを処分してくれると引越しが楽になります。

使った段ボールの処分も気になりますが、最近はリサイクル可能な梱包材が使われるようになりました。すると転居先で段ボールなどを直ぐに回収するので、荷物を片付ける作業自体が素早くなるメリットもあります。

なお個人情報が入った手紙類の処分をどうするか。最近は公共料金の請求などもネットで済ませるようになっています。引越しの際に面倒な処分をしないためにも、個人情報を家に残さない工夫を日頃からしておきましょう。

3.細かい作業をしてくれるか
引越しは、単に荷物を運ぶだけではありません。特に若い女性であれば電気製品の配線、エアコンや洗濯機の設置なども心配です。そうした細かい作業もしてくれるか、見積もりをもらう際、業者に相談してみましょう。

たとえ費用がかかっても、確実にしてもらった方が、後々のトラブルを防げます。中でも水回りの配管系は、素人がやると必ず失敗します。今使っている家電などを今いる家から外して新居に取り付ける、そうしたサービスがあると安心です。

なお転居先で新しい家電類を購入する際には、取り付けや配線なども業者に併せてお願いしましょう。パソコンの初期設定や手続きもしてくれる場合があります。電波の飛び具合なども調べてもらうと、イライラしなくて済みます。

4.地域特有の値段設定に注意しよう
同じ距離の引越しであっても、地域によって値段が変わります。これは人をどこで調達するか、それによって違うからです。引越しは、人がすべてです。都会なら必然的に人件費が上がります。一方で地方なら時給や日給も安めです。

とはいえ引越しが多い地域では企業間競争のためオプションサービスがあります。しかし需要が少ないエリアでは、業者の選択肢がないため値切れないケースが珍しくありません。

なお北海道や沖縄などへ引越しする場合は、別途料金が追加されることもあります。離島などは輸送費が加算されます。見積もりをもらう際に確認しておきましょう。

ちなみに2018年以降は人手不足が深刻化しています。ドライバーの高齢化、作業員が見つからない、そんな業界事情によって引越しの費用が高騰しています。特に需要の多い年度末などは平常時の3倍以上になることも稀ではないようです。

引越しする前に自分でするべき準備やゴミ捨てとは

引越しを成功させるには、事前にどれだけ準備できているか、これも重要です。見落としがちな引越しにおけるポイントを整理しておきましょう。

1.早めに業者を予約する
最近の引越しは、人手不足が深刻化しています。特に春や秋などの移動繁忙期は混み合います。希望する日時にお願いできるとは限りません。そのためが引越しの予定が決まれば、早めに業者の予約をしましょう。

中でも平日は、比較的予約しやすく、かつ費用も割安になります。新社会人であれば、会社と相談しましょう。また新大学生の場合は大学生協が単身パックなどの特別なサービスをしていることもあります。調べておきましょう。

2.ライフラインの手続きをする
引越しは住所が変わります。そのため市区町村役場で転出と転入の手続きをしましょう。その流れで健康保険、年金などの手続きもします。学生であっても個別に健康保険証を持つようにしたいですね。

ちなみに住所変更をしていないと、選挙の時に不便です。基本は住民票のある市区町村で投票します。大切な一票を無駄にしないためにも、手続きをしっかりとしておきましょう。

運転免許証の住所変更も忘れがちです。運転に際しては問題ありませんが、身分証明書代わりに使っているならば、こちらも早めに手続きをしましょう。

次いでライフラインの手続きも必要です。例えば水道、ガス、電気などです。水道は元栓を開けば出てきますが、ガスや電気は事前に届けていないと利用できません。引越しの初夜を真っ暗で過ごすことがないようにしましょう。

携帯電話は住所が違っても通じますがが、万が一固定電話を設置するなら、急いで手続きをしましょう。年度末などは配線工事も混み合います。パソコン経由でネットが使用できない可能性もあります。

3.いらない物は処分する
引越しに要する費用は、運ぶ物が多いほど高くなります。そのため不用品処分も大切な準備のひとつです。基本は廃棄することです。ただし地域によってゴミ出しの曜日が決まっています。ギリギリになって慌てないように、引越しの日時が近づいたら、少しずつ捨てるように準備しておきましょう。

ベッドや本棚などの粗大ごみは、市区町村の担当課に予約する必要があります。希望の日時に合わないこともあるので、こちらも早めに手続きしましょう。

一方で冷蔵庫やテレビなどは業者による回収が義務付けられています。役場もしくは近くの家電ショップで相談してみましょう。

なお不用品処分を叫びながら白い軽トラが住宅街を走っていますが、無料と言いつつも有料の場合がほとんどです。そもそも合法な業者なのか、トラブルも少なくないようです。

捨てるのはもったいないような物なら、リサイクルショップにお願いしましょう。大量にあれば出張買取も可能です。最近はフリマアプリやオークションで売ることもできます。大した金額ではありませんが、引越しの足しになればうれしいですね。

4.大切なものは自分で荷造りしよう
最近は業者が荷造りしてくれるサービスもあります。とはいえ大切なものは自分で梱包しましょう。特に貴重品や壊れ物は、後々トラブルを生みやすいです。厳重に包んで、運ぶ際にも天地無用、取り扱い注意など伝えておきましょう。

段ボールが10個以上になる場合は、何を詰めたのか、冬物衣類、台所用品など簡単で良いのでマジック書きしておきましょう。新居のどの部屋へ置くか、それも示しておくと転居後に混乱しません。

本は小さな段ボールを使いましょう。業者はプロかもしれませんが、重くなると運ぶのに時間がかかります。大量の本をまとめない方が、転居後に自分で開く際も簡単です。

生活必需品や貴重品、常備薬などは、スーツケースにまとめておくと使いやすいです。最悪の場合、それだけ持って引越し、当面の生活ができるためです。

自分で行う業者に頼まない引越しもある

移動距離や運ぶ量によってできないこともありますが、業者に頼まない引越しもあります。少しでも費用を抑え、短期間で終わらせるには、身内で引越しの作業全般を終わらせる方法も見積もりしておくべきでしょう。

1.友達にお願いする
学生が同一市区町村内で引越しするなら、業者に頼まず友達にお願いすることもできます。食事をおごる程度の費用を見積もりすればよいでしょう。車で段ボールを運ぶだけなら簡単に済みます。

ただし後々トラブルになりやすいのも事実です。物が壊れたらどうするか。貴重品が無くなることも多々あります。安く費用をおさえたいなら、多少のリスクを覚悟しましょう。

2.レンタカーを借りる
自分でレンタカーを借りて引越しをすることもできます。学生や新社会人の一人住まいなら、家族皆で手伝えば可能でしょう。県境を越えて乗り捨てが可能なレンタカーサービスが増えています。面倒な手続きもありません。

軽トラで運んでくれる赤帽という方法もあります。融通が利くし、費用も安く、意外なほど積み込めるので便利です。ネットで探せば近くの業者が見つかります。見積もりだけでももらってみましょう。

3.宅配便で済ませる
学生や新社会人であれば、運ぶ物は少ないでしょう。特に最近の若い人は物へのこだわりがあまりないようです。ならば必要最小限の物を段ボールに詰め、宅配便だけで引越しを済ませることもできます。

宅配業者は、単身パックというサービスを提供しています。小さい家電なら詰め込めます。引越しの見積もりをもらう際に、どうしたら費用が抑えられるか相談しましょう。

なお大型家電類は引越しが済んで落ち着いた後に調達しても生活に支障はないはずです。家電量販店では新生活セットなどを売り出しています。中古品、レンタルサービスなどもあります。探してみましょう。

4.とりあえず転居だけする
人手不足を理由として、引越しにかかる費用が高騰しています。また繁忙期であれば希望する日時にお願いできないこともあります。ならば準備だけしておき、とりあえず必要最小限のものだけ持って転居しましょう。

後日費用が安くなった時に荷物を移動させます。実家からの引越しであれば、問題ないはずです。

旧居がアパートなら、その分の家賃がかかります。とはいえどちらの費用が安くなるか比べましょう。3月末で退去するように強いられる可能性もあります。この辺も事前に大家さんと相談しておきましょう。

なおトランクルームを利用する方法もあります。日ごろ使わない物は、こちらの業者に保管をお願いした方が、費用も安く将来的にも役立つでしょう。後々ゆっくりと不用品処分もできます。

引越しには隣人や管理人さんなど「あいさつ」が大切です

隣近所に誰がいるかわからないケースも多いです。知らない人だと何かと不安ですね。だからこそ引越ししたなら、隣近所にあいさつしておきましょう。それでなくても引越しに際しては、騒音を含めて迷惑をかけるからです。

1.顔見知りになるだけでトラブルが防げる
ネットで炎上するパターンは、第三者的立場の人によるものであり、自分とは全く関係のない人に攻められます。これはリアルな生活でも起きます。知らない人だからこそ、悪いことができてしまいます。

もちろんストーカー被害もありますが、多くの人は、顔見知りに対して悪いことはしないものです。顔が割れてしまえば、警察へすぐ通報されるからです。言い換えると、顔見知りになるだけでもトラブルが起きる確率は下がります。

引越しをする前に、隣人がどんな人なのか、わかっていると安心だし警戒もできます。逆に隣近所が引越ししてきた場合も、探りを入れてみましょう。

2.あいさつの相場は向こう三軒両隣
引越ししてきた後、どこまであいさつすべきでしょうか。昔から言うように、あいさつの相場は向こう三軒両隣です。集合住宅なら両隣と上下の部屋になります。

昔は菓子折りや手ぬぐいなどを準備しましたが、今は単に顔合わせだけでも問題ありません。変に物を持っていくと、それだけで嫌がられることも多いからです。

3.道で会ったら会釈をしましょう
引越して落ち着いた後も、道や廊下で近隣の人に会えば会釈くらいはしましょう。頭を下げても費用はかかりません。それでトラブルを避けられるなら安い物です。また相手の対応しだいで、こちらも付き合い方を考えましょう。

引越し先の新天地で新規一転頑張りましょう!

理由は様々あるでしょうが、引越しをすると気分が変わります。新天地で気持ちを入れ替え、頑張りましょう。引越しを成功させる極意は、信頼できる業者を選ぶ、早めの準備を怠らない、そして近隣へあいさつすることです。

あいさつは、新しい学校や会社で人間関係を築く上での基本です。また対応がしっかりできれば、業者を信頼させることもできるし、準備も上手くいくでしょう。

サイトマップ

投稿日:

Copyright© 引越しのごくらし便 , 2018 All Rights Reserved.