引っ越し前、引っ越し後というのは大忙しで目の前のやるべきことに夢中になり、他の事に関して無警戒気味になりやすいです。特に引っ越しの準備中、引っ越し直後は空き巣の被害にあいやすく、大事な引っ越しで空き巣の被害が発生してはせっかくの気分も落ち込んでしまいます。このような事がないように、引っ越し後に空き巣の被害にあわないようにするにはどうするべきでしょうか?

引越しコラム

引っ越しの際に防犯対策はすべきか?空き巣が狙いやすい住まいとは?

引っ越しにおける防犯の心得

引っ越しはともかく大忙しのイベントであり、引っ越し前、引っ越し後共にやるべき事が沢山あります。

引っ越し前では引っ越し業者様や、引っ越し先がアパート・マンションなら契約をしなければなりません。

さらに違う市区町村へ引っ越しする場合は転出届を役所に届けなければなりませんので、引っ越しでやるべき事は本当に多いです。

また、お子さんがいる場合は転校の手続き、ライフラインやインターネット、新聞といった契約の解約・変更もありますので大忙しです。

また、引っ越し後もやるべき事は多く、真っ先に役所へ転居か転入の届出や印鑑登録、お子さんがいるならば子供手当ての申請をしなければなりませんし、学区が変わる場合は転校の手続きもしなければなりません。

他にもライフラインの開通や新居のお隣さんなどに挨拶をしなければならない等、引っ越し後もやることはたくさんあります。

しかし、このように大忙しの時につい怠りがちなのが防犯の心得であり、特に引っ越しシーズンであれば空き巣の被害が増える時期でもあります。

空き巣は引っ越しをした人をどう見る?

空き巣の立場から見れば引っ越しシーズンはまさに稼ぎ時と言えるでしょう。

空き巣としては「入りやすい家や賃貸物件の下見」「侵入ルートの確保」は基本として、何よりも家の住民が新しく引っ越し等でやってきた場合はまた稼ぎ時とも言えるのです。

その理由としては引っ越ししてきて新しくやってきた直後である場合、引っ越ししてきた人は引っ越し後のやるべきことに奔走しているので、防犯対策もつい怠りがちなため絶好のチャンスとも言える状態になっています。

特に3~4月のような引っ越しの繁忙期であるシーズンは空き巣にとっても仕事をしやすいシーズンでもあるのです。

さらに、引っ越し直後に空き巣が入り、金銭や物を盗まれたりしても「どこに置いたっけ?」と引っ越し後だとバタバタしているので、すぐに被害に気付かれにくいのも空き巣にとっては好都合と言えるでしょう。

そのため、引っ越し直後でも防犯対策はしておかなければ、せっかくの新居での新しい生活が酷い始まり方と思い出を残してしまいます。

引っ越し先が防犯対策をしていても油断はしない事

引っ越し先がアパートやマンションである場合、防犯カメラやオートロックといった防犯オプションサービスを導入していたり、民間の警備会社との契約をしていても油断はできません。

やはり、どれだけ防犯性の高いアパートやマンションでも、家の中の住人がしっかりと防犯意識を持っていなければ、例え防犯性が高いアパートやマンションに住んでいても空き巣の被害にあうことがあります。

防犯カメラやオートロックだからと安心しきっている事も油断に繋がりますので、空き巣にとってもそういう油断はつけこみやすいのです。

特にアパートやマンションに引っ越ししてきた直後であればまだ隣の人や他の階層に住んでいる方の顔を知らないため、空き巣が堂々とアパートやマンションの内部をウロついていても引っ越ししてきたばかりの人は「同じ住人かな?」としか思いません。

しかし、空き巣が一度部屋に入れば数分と立たない内に金銭や貴重品が盗まれてしまいますので防犯性の高い引っ越し先の賃貸物件でも油断大敵です。

引っ越し直後の空き巣にとって狙いやすいポイントを潰していく

引っ越し先がもしも空き巣にとって狙いやすい物件であった場合は誰でも心が落ち着きません。

せっかく大忙しの引っ越しが完了してホッと一息つけるかと思った矢先に空き巣に入られて被害にあってしまっては気分は最悪です。

そこで重要なのは引っ越し直後の油断しやすいときこそ防犯に対する意識を高めておくことが重要であり、被害にあわないための防犯対策をしていかなければなりません。

引っ越し直後に空き巣が狙いやすいポイントとしては以下のような事が挙げられます。

開けっ放しの玄関や施錠されていない窓など

引っ越し直後は引っ越し荷物の搬入や人の出入りが激しいことからついつい玄関を開けっ放しにしがちです。

また、部屋の換気のために窓も開けっ放しにしがちであり、どれだけ防犯性の高い物件であっても進入口となる玄関や窓が開放されているのであれば、これだと空き巣を自ら呼び込んでいる状態です。

さすがに引っ越し業者様などがいる時は人の目が多いので進入する可能性は低いですが、一段落着いて家族総出でご近所さんへの挨拶回りを始めたり、引っ越し直後だと食事の用意が面倒なので外食に出かける方もいらっしゃいます。

その時にもしも鍵がかかってない窓などがあった場合、もはや被害を防ぐことはできないのです。

そのため、引っ越し直後でちょっとの時間の外出でも鍵をかける、戸締まりをする事は重要です。

隠れる場所がある、人目に付かない部分があるかどうか?

引っ越し前に気付いたほうが良いのですが、人が身を隠すのにうってつけな隠れる事ができる場所があったり、外から見て人目に付かない部分があるのもよくありません。

よくプライバシーを気にして高い植木や塀を設置していることがありますが、逆に言えばそれらは空き巣にとって外から犯行を見られにくいので、空き巣から見ればプライバシーのためにある目隠しが非常に助け舟になります。

また、浴室やトイレの窓も換気のために鍵を閉めていないことが多く、人目に付かない間取りになっているためにこれまた空き巣にとっては好都合と言えるでしょう。

そこで、まずは高い植木は逆に伐採してしまったり、塀の裏に砂利を敷き詰める(砂利を踏んだ時の音で進入に気付かれてしまいやすい)のも有効です。

他にも浴室やトイレの窓を防犯ガラスにしたり、柵を取り付けたりするのが良いでしょう。

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夜になると光源が少なくないか?

引っ越し先の住居が夜になると家の周辺が真っ暗になってしまうのであれば、これも空き巣にとっては好都合と言わざるを得ないでしょう。

やはり家に侵入する前、進入した後で脱出する時に暗闇はまさに空き巣にとって追い風です。

そのため、人目に付きにくいところなどに人を感知するとライトが点灯する防犯グッズを設置したり、余裕がある場合は夜間に点灯する防犯灯を設置するのも有効です。

空き巣にとって光源があると姿を見られてしまいますので、その家は厄介・面倒に思って入りたくなくなってしまい、中に入るのを諦めることが多くなります。
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引っ越しの片付けも手早く進める

引っ越しの片付けも早めに終わらせてしまうのも重要です。

やはり引っ越しの荷物が中々片付かないと物が盗まれたことにも気付くのが遅れてしまいやすく、空き巣が侵入して現金や貴重品が盗まれていてもしばらく気付かぬままという事も多いです。

引っ越しの荷物を運び終わって「いつでもできるから」と引っ越しの荷物を片付けていない状態は空き巣の被害に気付くのが遅れる原因になりますので、早めに引っ越しの荷物は片付けてしまいましょう。

まとめ

引っ越しの荷物を新しい住居に運びこんでやっと一段落で油断してしまいがちです。

しかし、その時の油断している状態こそが空き巣にとって最も好都合なタイミングでありますので、引っ越し直後はやるべき手続きの他にも防犯に対する意識も考えていかなければなりません。

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