引っ越し先に持って行きたい家電製品は沢山ありますが、その中でも夏場にはもはや必須とも言えるエアコンも持って行きたい家電製品の一つです。エアコンは建物に据付られている物なので簡単に取り外しできる物ではありません。

引越しコラム

引越しに持って行きたいエアコンの取外しや持ち運びはどうするのか?

引っ越し先に持って行きたい家電製品をどうやって取り外せばいいのか

引っ越しにおいて持って行きたい家電製品としてよく名前が挙がるのは冷蔵庫や洗濯機です。冷蔵庫は食品を保管するために必須であり、洗濯機であれば毎日の家族が着る服を洗濯するために必須です。

引越しに持って行きたいエアコンの取外しや持ち運びはどうするのか?

そして、夏場であれば必要とされる家電製品がエアコンであり、暑い地域への引っ越しであったり、買ったばかりのエアコンだった場合は引っ越し先に持って行きたい存在です。ところがエアコンは家電製品の中でも少々特殊であり、通常の壁掛けタイプのエアコンは建物に据え付けられておりますのでそのまま持っていく事はできません。

しかも室内機と室外機で繋がっておりますので、どこかを外せば簡単に取り外しができるものではありません。そのため、エアコンは家電製品という分類ではありますが家の設備のような物であるため、引っ越し先に持って行くには取り外し作業が必須です。

まず結論から言うと、エアコンの施工業者様でもない限りはユーザーがエアコンを取り外ししてはいけません。エアコンを施工や取り外しをするためには何かの資格が必要というわけではありませんが、電気系統の作業やエアコンの中にあるガス(空気を暖めたり冷やしたりする冷媒の事)を回収したりしなければなりません。

また、エアコンもメーカーごとに仕様が異なりますので取り外しを行うためにはエアコンを据付する時に必要となる据付説明書などが必要となります。しかし、この据付説明書に関しては手元においている方がいませんのでメーカーに問い合わせなければなりません。ですが、メーカー側もユーザーに対してはエアコンの取り外しをオススメしておりませんので、問い合わせても「ご案内はできかねます」となる事がほとんどです。

エアコンの取り外し方について

*この内容あくまで一例です。またこの項目を見て実際にエアコンの取り外しをした際にエアコンが壊れたり、怪我や事故が起きても全て自己責任という事になります。

壁掛けエアコンの中でも6畳程度の大きさであれば施工業者様一人でも取り付けが可能ですので、エアコンの中でも施工が一番簡単な部類でもあるのです。しかし、それも技術と知識のある施工業者様だからこそ出来る事であり、素人がエアコンの取り外しをする事はできません。実際にエアコンを取り外す際には道具も揃える必要もありますが、例として以下のような作業が必要となります。

作業例「強制冷房運転でポンプダウンをする。」

エアコンを取り外しするときに必要な作業の例としてポンプダウンというエアコンの中にあるガスを回収する作業があります。このガス回収をするためには冷房運転をしなければなりませんが、エアコンの性質上気温が高くないと冷房運転は出来ませんので、冬場などではそのまま冷房をつけてもエアコンが動きません。

そのため、強制冷房運転と呼ばれる方法でエアコンを動かす事ができますが、この方法はエアコンやメーカーによってやり方が異なります。例としてあるメーカーであればリモコンのあるボタンを長押し、別のメーカーでは室内機にある強制冷房ボタンを押すなど様々です。

また、ポンプダウンをする際には室外機の閉鎖弁などを工具で外したりしなければなりませんので、素人では「どれが閉鎖弁なのか?液体とガス側の閉鎖弁を区別できるか?」などが判断できかねます。ですが、エアコン取り外しにおいてポンプダウンは基本作業中の基本ですので、もしもこの時点でポンプダウンのやり方や閉鎖弁がどれかよくわからないのであれば、エアコンの取り外しを自力で行うのは諦めたほうが良いでしょう。

エアコンの取り外しは素人にとって危険が多い

他にも室内機と室外機の電気系統の配線を外したりしなければなりませんが、やり方を間違えてしまうと感電する恐れもあります。また、2階に据え付けられているエアコンであれば高所での作業となりますので、室内機と室外機を繋ぐ管や配線を外す際に足を踏み外したりすると転落事故がおきる恐れがあります。また、仮に上手く室内機と室外機を両方とも取り外しできたとしても、何かが間違っていてエアコンが壊れてしまう可能性がありますが、業者に任せずに自分で行った場合は全て自己責任となります。

また、引っ越し先にエアコンを持っていけたとしても今度は引っ越し先の住居で据付を行わなければなりません。据付を行う場合は取り外しよりもやる事が多いため、住み慣れた前の家ではなく新しい住居でエアコンの据付を行うのはとても難しいですし危険ですのでオススメできません。せっかくの引っ越しをする前、引っ越しした矢先にエアコンの施工で怪我や事故が起きては嫌な思い出にしかなりませんので、エアコンの取り外しは業者でもない限りは止めましょう。

エアコンの取り外しは業者様にお任せする

引っ越し業者様のサービスによってはエアコンの取り外し、引っ越し先での据付と言ったサービスをオプションで行っている事があります。しかし、「日曜大工で慣れてるから…」「インターネットで調べた…」といった事でエアコンの取り外しを自力で行って引っ越し料金を節約しようとする方もいらっしゃいます。

ですが、取り外しの際に作業のミス等でエアコンが壊れた場合は誰も補償してくれない上に、もしも事故が起きたり取り外し中に怪我をしてしまったら引っ越しどころではなくなります。エアコンは家電製品の中でも家と一体化させる設備みたいな物であり、据付時にも電気系統を配線したり、真空引きといった作業も必要になりますので素人がやるべきではありません。

引っ越し業者様であれば引っ越し業者様と取引のある施工業者様などがやってきて、エアコンを取り外しと引っ越し先での据付を行いますので、安心して全てお任せする事ができます。

エアコンを取り外したが引っ越し先に持って行かない場合

エアコンの中には既に十年以上前の機種で修理部品も残っていなさそうな古い機種であったり、形状や大きさによっては引っ越し先に取り付けできないエアコンもあります。

その場合はエアコンを処分しなければならず、引っ越し先に持って行く必要性がありませんので、施工業者差に依頼して取り外しと処分をしてもらったほうが良いでしょう。やはり古い機種だと輸送途中に壊れたりした時に部品が無いために修理ができないと言う事も考えられます。

また、エアコンの機種や形状によっては引っ越し先が賃貸物件であったりすると据付ができない可能性もありますので、お金を払って取り外しをしてもらったのにエアコンを処分しなければならない場合もあります。そのため、古い機種だったり、引っ越し先に据付が出来ないならわざわざ持って行くよりも引っ越し先で新しくエアコンを買うのも選択肢となります。

引っ越し先にエアコンを持っていく場合はエアコンの取り外しは必須ですが、素人がやってみて上手くいく保証はありませんし、作業をする人やエアコンに万が一の事があれば引っ越し自体が中止になりかねません。

引っ越し業者様などのオプションサービスのお金を節約するために自力でエアコンの取り外しという大変で危険な作業をするか?取り外しから引っ越し先で据付もしてくれるサービスを利用するか?よくよく考えてみればどちらがお得なのかは一目瞭然のはずです。

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