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引越しと同時に解約しなければならないライフラインの解除
引っ越しにおいてやるべき事は多く、引っ越しのお手伝いをしてくれる引っ越し業者様に見積もりを依頼したり、引っ越し先に持っていく荷物の梱包と家の中でやるべき事は沢山あります。そして、引っ越しの際に忘れてならないのが今まで利用していたサービスの解約や変更の手続きをしなければなりません。
なぜなら、何らかのサービスを受けていると言う事は引っ越し元となる住所で登録されておりますので、これから引っ越しするのであれば引っ越し元の住所で登録・契約していたサービスは変更するか解約しなければなりません。
その中でも人間が生活をしていく上で欠かせない存在である「電気」「ガス」「水道」の使用停止、つまりはライフラインの解約もしなければなりません。とはいえ、引っ越しにおいてこれらのライフラインを解約するタイミングに関しては「いつ解約するのが良いのか?」と引っ越しが初めての方にとってわかりにくい部分です。
ライフラインを止めるタイミングはいつがいいのか
家電製品や明かりをつけるときに必須となる電気、料理やお風呂の方式によっては熱を使うために必須なガス、料理・お風呂・そして人間の生命維持活動のために必須な水をまとめてライフラインと呼ぶ事が多く、文字通り人が生活をしていく上で「生命線」となる三大要素です。
これらの恩恵を受けつつ我々は生活を営んでおりますが、引っ越しをするのであればライフラインは解約して止めなければなりません。ここでまず気になるのが止めるタイミングであり、早い段階からライフラインを止めてしまうと引っ越し当日までライフライン無しの生活をしなければならなくなってしまいます。
しかし、急に止めたいと言ってもライフラインを提供する管轄会社もすぐに停止の手続きを取れませんので、解約タイミングが悪くて引っ越した後で引っ越し前の住居からのライフラインにおける基本料金を払ってしまっては無駄なお金が必要となってしまいます。ライフラインを解約したい話を伝えるのは引っ越しをする当日より最低でも1~2週間前、早くても1ヶ月前からが理想的です。
ライフラインを提供する企業へ伝えるべき情報と解約方法
ライフラインの解約を伝える時はなるべく早くが理想的ではありますが、ライフラインを提供する管轄会社へ引っ越しで利用を停止する事を伝える場合は前提条件として新しい引っ越し先の住所が必要です。なぜなら、これまでのライフラインを使用した分の請求を後日送らなければならないからであり、新しい引っ越し先の住所がわからないと請求書が送れないからです。次に必要な情報が引っ越しをする予定日であり、引っ越し当日まではライフラインを当然利用したい筈ですので、正しい日時を伝えましょう。伝える時は電話でも問題ありませんが、可能であればインターネットから各ライフラインを提供する管轄会社へ連絡する事ができますので、どちらでもやりやすい方法で管轄会社へライフラインの解約を伝えましょう。
電気の解約
我々の生活を大きく支える電気の解約例としては、まずは管轄会社に電気契約の解約を伝えましょう。解約の話を伝えた後、引っ越し当日に管轄会社の担当者様が来られてメーターを確認、そして電気料金の精算を行いますので立会いが必要になります。そして、後日新しい住所に電気料金の精算が届きますので、それらを支払えば電気の契約については一段落です。なお、電気を解約する際、賃貸物件である場合は後でハウスクリーニングを入れる事がありますので、契約者を賃貸物件の大家さんに変えたりするように言われる事がありますので、必要になるかどうかを確認しましょう。また、寒冷地で電気の解約をすると、凍結防止のために動いている装置や機械も停止してしまい、配管が凍結したりする恐れがあります。そのため、寒冷地での電気契約を止めても良いかどうかは確認が必要となります。
ガスの解約
毎日料理を作る時に使ったり、お風呂を沸かすための燃料としてもガスは生活に無くてはならない存在であり、特に寒冷地であれば凍結を防ぐためのライフラインとなります。ガスの解約は管轄のガス会社に電話、可能であればインターネットから申し込みを行いましょう。引っ越し当日にガス会社の担当者様が来てガスの元栓を閉め、ガスメーターを確認して清算する事になります。ただし、住まいがオール電化仕様であった場合はガスの契約もしておりませんので、ガス会社への連絡も当然ですが不要です。
水道の解約
生き物が生きるために必須な水を提供する文字通りのライフラインである水道も、引っ越しをする時には解約をしなければなりません。水道の解約は管轄の水道局へ電話するか、もしくはインターネットからの手続きも可能です。引っ越しする日を伝えれば引っ越し当日に担当者が来て水道のメーターで引っ越し日までの使用量を確認、清算をその場でするかもしくは新しい住所に請求書を送ってもらうかなどをして、水道料金を支払えば水道の手続きは完了となります。水道を解約する時も電気同様にアパートやマンションのように賃貸物件である場合は後でハウスクリーニングを入れなければなりませんので、契約を大家さん等に変える必要性があるか確認しましょう。なお、水道の手続きは自治体ごとに異なりますので早めに確認はしておいたほうが良いでしょう。
解約を伝える時に必要なお客様番号って?
ライフラインの解約に必要情報であるお客様番号ですが、そんな事を普段から意識する事はありませんので「え?何それ?」となる方も多いです。お客様番号はライフラインの解約をする際には必ず確認をされるのですが、よくわからないことが多いため会社によってはその他の情報だけで良い事もあります。しかし、インターネットから解約申し込みをする場合は必須である事が多く、やはり確認が必要なことがあります。お客様番号は主にライフラインの会社から送られてくる通知や請求書などに記載されている事がありますので、届いた書類を確認してみましょう。また、水道であれば玄関・玄関のドア上部、郵便ポストなどに水道・ガスの番号シールが貼られているのを確認するのも良いのですが、どうしても分からない場合は電話で手続きを行いましょう。
最後にライフラインの解約において押さえたいポイントについてですが、まずは引っ越しする日時をしっかりと伝える事であり、日時を伝えた以上は必ず立会いをする事です。忙しくて立会いが出来ませんという方もいらっしゃるかと思いますが、オートロック式のマンションだったりすると閉栓ができない原因になったりします。次に後の請求にて「こんなに使ってないよ!」という異常な高額請求が来た場合、メーターの数字をスマートフォンやカメラ等で撮影しておく事で証拠を作っておく事が重要です。我々の生活に無くてはならない電気・ガス・水道のライフライン契約も引っ越し前の準備で忙しいかもしれませんが、きちんと解約を済ませておかないともう使用していない住居のライフラインにおける基本料金が請求されますのでご注意ください。